2020年04月22日

野鳥調査報告4月 夏鳥渡来!

こんにちは、テツです。

生態邑で毎月行っている野鳥調査のご報告をさせていただきます。

この調査は、生態邑周辺の4つ地点でラインセンサス法という調査手法で
野鳥の個体数や種数をカウントしているものになります。

さて、4月に入りいよいよ夏鳥たちが確認され始めました!
まずは初認情報からお伝えいたします。
 ※初認・・・その地域での初確認もしくはそのシーズンにおける初確認のこと。ここでは「シーズンにおける初確認」の意味で用いています

4月19日 コサメビタキ
4月21日 オオルリ、アカハラ、エゾムシクイ
4月22日 サンショウクイ

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(渡り直後でまだ警戒心が少なく、近くで観察できたオオルリ♂Cyanoptila cyanomelana)

これら以外でもすでに確認されている夏鳥たちがいます。
続々と夏鳥が渡ってきて、楽しい季節になってきましたよ!

各地点の詳細では、
野鳥公園では、カラ類やエナガ、メジロたちがつがい行動をしていました。繁殖も本格化しているようです。
メジロは交尾するところも観察できました。
夏鳥では、オオルリ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、コサメビタキ。

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(花の蜜を吸っていたメジロZosterops japonicus)


河原では、セキレイ類が盛んにさえずり、つがいで行動していました。
ここでは、キセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイの3種が見られます。
その他、センダイムシクイ、カラ類、イカル、カワラヒワ、カワセミなど

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(センダイムシクイPhylloscopus coronatus)


林道では、あちこちでオオルリが鳴いていました。次々と渡来するライバルたちとの競争のため、必死にさえずっているのでしょう。
その他、サンショウクイ、センダイムシクイ、コサメビタキ、アオバト、カラ類など


畑では、ホオジロやウグイスがあちこちで鳴いていました。
また、イワツバメたちの巣作りは終盤を迎えていました。
多くの巣がほぼ完成しており、そろそろ産卵・抱卵に入っていくものと思われます。
その他、センダイムシクイ、ツバメ、アカハラ、クロツグミなど。

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(完成した巣から覗くイワツバメDelichon dasypus)

今回、確認した種
キジバト、アオバト、アオサギ、トビ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、メジロ、ミソサザイ、クロツグミ、アカハラ、ツグミ、コサメビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ガビチョウ
posted by 生態邑スタッフ at 09:59| 山梨 ☁| Comment(0) | 野鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月19日

オシドリ池を泳ぐものたち

皆さまいかがお過ごしでしょうか。新人スタッフのナベシです。
早川町の季節の移ろいを少しでもお伝えできればと思いながら、
筆を執らせていただきます。

今日も野鳥公園の様子を観に行ってきました!
春先のオシドリ池にカエルの卵がたくさんあったことを思い出し、
「そろそろ孵っているかな〜」と思いオシドリ池を覗いてみると・・・
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ちょっと見づらいですが、池の中に黒い粒がたくさん泳いでいます。
拡大してみると
キャプチャ2.PNG
見えました、オタマジャクシですね。
これはアズマヒキガエルのオタマジャクシ。ゴールデンウィークくらいになると、
小さいアズマヒキガエルたちが池の近くを埋め尽くすくらいに跳びまわっています。
あんなに小さいのに、成体は10p以上にもなるわけですから驚きです。
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成体はこんな感じです。とっても可愛いですね。
大きくなって、元気に飛び回る姿を見せておくれ。

ナベシ
posted by 生態邑スタッフ at 18:23| 山梨 ☁| Comment(0) | ほかの生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月17日

モミジの赤ちゃん

こんにちは、あくさんこと芥川です。
野鳥公園の道ばたにイロハモミジの芽生えがありました。

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去年の種からこの春に芽生えたばかりで、「実生(みしょう)」といいます。
細い楕円形のものが「ふたば」で、左右に出たギザギザした形の方が「本葉」になります。朝顔やヒマワリと同じですね。

本葉を見ても、モミジといわれてもピンときませんね。樹木の実生は、おとなの姿の葉とは
全然ちがう形をしていることが多くて、そこがまた面白いんです。
(めちゃくちゃ可愛い形のものなんかもあります!)

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これは二年目の姿になります。だいぶモミジっぽさが出てきましたね。

こうして次第に成長しながら私たちが知っている樹木の姿になっていきますが、
どんな大木も最初はこんな赤ちゃん。同じ種類とは思えないような外見のこともあるので覚えるのもそれだけ大変なんですが、
実生のかわいらしさは木の魅力の一つです。足もとのちっちゃなものを気にしてみましょう。

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posted by 生態邑スタッフ at 12:21| 山梨 ☀| Comment(0) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月16日

ちっちゃくてもナナフシです!

こんにちは、テツです。

今日ヘルシー美里の草むらでナナフシの幼虫を見つけました。
卵で越冬する昆虫なので、まさに今ちょうど次々と孵化しているのでしょう。
いやー春ですね。新しい命が生まれてくるとっても素敵な季節です。

ちなみにとっても小さいので分かりづらいですが、
ちゃんと大人のナナフシと同じ形をしています。

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(私の人差し指との比較です。体長は1cm弱ほど)

ナナフシは不完全変態といって、
幼虫 → さなぎ → 成虫 ではなく、
幼虫 → 成虫 と成長するんですね。
そのため生まれた時から、大人とそっくりな形なんです。
この後は脱皮を繰り返して、夏には成虫になります。

大人になるとこのサイズ。

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メスなら大きいと10cmにもなります。
幼虫と比べると10倍ですね・・・
いっぱい食べて大きくなるんだよー

posted by 生態邑スタッフ at 19:55| 山梨 ☀| Comment(0) | むし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月15日

キュウリグサ

こんにちは!はぎさんです。
今日、野鳥公園の巡回に向かう時こんな花を見つけましたよ。
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私の小指よりも小さな花でキュウリグサといいます。
名前の由来は・・・葉っぱをちぎるとキュウリのにおいがします!

かわいい見た目とは裏腹にコンクリートの隙間から生えてなんともたくましい。
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この植物はムラサキ科のなかまです。
「ムラサキ(色)」の名前の由来は「ムラサキ(植物)」の根を染料した色をいいます。
その「ムラサキ(植物)」は花が”群れて咲く”ことから
”ムラサキ”と呼ばれるようになったそうです。

このキュウリグサも花が群れる性質をもってます。
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このように小さい花が群れて(いくつかまとまって)咲いているんですよ。
皆さんの周りでもぜひ、「キュウリグサ」探して見て下さい♪

posted by 生態邑スタッフ at 18:29| 山梨 | Comment(0) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月14日

新型コロナウイルスに伴う休業について

このたびの新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、
早川町役場と相談し、南アルプス生態邑の休業とさせていただくことになりました。

休業施設
●ヘルシー美里
●南アルプス邑野鳥公園

休業期間
●4月15日(水)〜5月10日(日)

ご利用を楽しみにされていた皆様には大変申し訳ございませんが、
感染拡大防止のためとご理解いただけますと幸いです。

尚、ヘルシー美里にスタッフは勤務しておりますので、
お問合せ等はヘルシー美里までお願い致します。
最新情報は随時HPでご案内させていただきます。
現在のところ、コロナウイルスの影響が落ち着き次第、順次営業を再開する予定でございます。

また、ブログにつきましては、今まで通り随時自然の情報をお伝えしていきますので、お楽しみ頂けると幸いです。
1日も早い収束と皆様のご健康をお祈りしております。

2020.4.14 南アルプス生態邑 スタッフ一同
posted by 生態邑スタッフ at 14:18| 山梨 ☀| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月13日

新スタッフ自己紹介



4月から新スタッフが2名入りましたので、自己紹介させていただきます。




動物大好きな皆さま、初めまして。
2020年4月から「南アルプス生態邑 ヘルシー美里・野鳥公園」に勤務することとなりました、ナベシといいます。

ここに来るまでは岐阜県や北海道の博物館で働いていました。
自然をもっと好きになってもらえる解説や、子どもたちと楽しく学びながら遊ぶことが得意です。

専門は昆虫で、クワガタムシやカミキリムシなどの甲虫やハチに夢中です(現在も勉強中)。他にも、哺乳類・鳥類・両生類・爬虫類など、動物であればなんでも好きですので、こちらの施設を訪れた際にはお気軽にお声かけ下さい。たくさんお話ししましょう♪

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はじめまして。
上のナベシ(渡邉)さんと同時に入ってきました芥川(あくたがわ)浩典と申します。
ニックネームは今までほぼなかったので、みんなに決めてもらって「あくさん」になりました。52歳のおっさんです。瀬戸内っ子ですが、北海道に長いこといました。

中学・高校が生物部。大学では植物同好会と野鳥研究会。支笏湖やサロベツ湿原のサブレンジャー、環境緑化や環境調査のコンサル会社に就職、公務員となって特別天然記念物のアポイ岳の学芸員、フリーになって植物や鳥類の調査業、高山植物や北限ブナ林のガイドなどなど、近年は猛禽類の調査ばかりやってきました。

若いころ、環境教育や伝える仕事に熱中していましたが、調べる仕事が長くなっていた中、ようやく「職場復帰」できたような気がしています。これから早川のことをいろいろ勉強していきますので、よろしくお願いします。

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posted by 生態邑スタッフ at 11:32| 山梨 ☁| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月12日

アズマヒキガエルのおたまじゃくし

こんにちは!
わくわくちゃんです。
池ではアズマヒキガエルのおたまじゃくしが出てきました!
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指の先ほどの大きさですが、活発に泳ぎ回っています。

ここから手足が生え、カエルの姿になっていきます。
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でもこんなに小さい!

だんだんと成長し、リンゴほどの大きさになっていきます。
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大人になるまでには3~4年かかるようです。

これから小さなカエルが出てくるのが楽しみですね♪
無事に大きくなれるよう、頑張れ!

posted by 生態邑スタッフ at 17:46| 山梨 ☁| Comment(0) | ほかの生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月11日

ムササビのようす

こんにちは!はぎさんです。
ムササビのようすは・・・?最近は2頭で巣箱を利用しています。
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絵にするとこんな感じです。
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顔の位置、わかりますでしょうかー?

また、ここに丸いのがあるのわかりますでしょうか?
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実は、睾丸です!1頭は男の子のようですね。
2頭はどうゆう関係なのかというと・・・
研究によると、ムササビのメスはオスを自分の巣に入れないと言われています。
また、オスは単独で巣を利用することが多いです。
なおかつ血縁関係であれば一緒の巣を利用すると言われているので、
これはお母さんとその息子ではないかと考えられます。
これからも観察を続けてブログにアップしていきたいと思います♪
posted by 生態邑スタッフ at 16:20| 山梨 ☀| Comment(0) | けもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月10日

オシドリ池にアマゴを放流しました

こんにちは!
わくわくちゃんです。
公園ではセンダイムシクイが鳴き始めました!
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写真は以前撮影した物。
「チヨチヨビー」というさえずりが聞こえています。
声はすれども、姿を見るのはなかなか難しい野鳥のひとつです。


さて、本日はヤマセミのやってくるオシドリ池に、アマゴの稚魚を放流しました!
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野鳥公園サポータークラブ「山翡翠クラブ」の会員の方のご協力を頂き
ヤマセミが来るようにと、毎年放流を行っています。
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計100匹の元気なアマゴを放流しました!
池にヤマセミがやってくるのが楽しみですね♪

毎年、山翡翠クラブ会員の方々と一緒に行っているのですが、今年はスタッフのみの放流会となりました。
ヤマセミの飛来が観察された際には、ブログでもご報告しますのでお楽しみに!
posted by 生態邑スタッフ at 22:05| 山梨 ☀| Comment(1) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする