みなさまお久しぶりです、ナベシです。
面白い発見をしたので、そのご報告をさせていただきます。
野鳥公園でお洗濯物を干そうと、軒下に掛けてある竹の棒を眺めていると、竹の端からコケが飛び出ていることに気付きました。
なんだこれ?明らかにこんなところには生えないはずだしなぁ。
気になったので、端を切断して中身を確かめてみることに。

竹を切るナベシ (撮影:わくわくちゃん)
飛び出ているコケ。誰かが詰め込んだようなカンジです。

中を覗いてみます。生きものがいるかもしれないので、優しく、ゆっくりと・・・。

おかしな行動をしていますが、本人は至って真剣に見ています。(わくわくちゃん「ナベシ目が怖ーい」)
・・・傍から見たら確かに危ない人ですね。

竹の中身はこのようになっていました。コケを詰めて栓をしていたようです。
中には何かの蛹が複数入っています。その蛹の隣(この画像だと蛹の下)には、バッタ類の残骸が詰まっています。
竹筒に餌を詰め込んで子どもを育てる昆虫というと、狩バチが代表的ですが、コケを詰めたりバッタを食料とする狩バチをナベシは知りませんでした。
念の為、繭の中身を見てみることに。

蛹を傷つけないようにピンセットで繭を解いていきます。

うーん、見るからにハチの幼虫っぽい・・・。
狩バチ類のように親に餌を貰うタイプのハチは、チョウの幼虫のような脚をもっていません。
巣の中に籠っているので、移動する必要がないためです。
この幼虫もそんな特徴を持ってますね。
というわけでわくわくちゃんと一緒に調べてみると、「アルマンアナバチ」というハチが見つかりました。
山地性で、バッタ類を狩り、コケで筒状の巣に栓をする・・・まさにドンピシャです。
ナベシもまだまだ勉強が足りません。もっと野鳥公園で色んな調査をしないと。
残念ながら成虫の写真はないのですが、この竹筒を持ち帰って、羽化さて出てくるのを待ちたいと思います。
成虫が出てきたら、またブログにてご紹介しますね。
続報をお楽しみに!
ナベシ
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