今日のブログは、昨日、今日と開催された 「早川ジオツアー 南アルプスの大地に迫る!」のご報告です。
「大きな溝」フォッサマグナの西端の断層が走る早川町。 まずは地質や岩石から、そんな大地の動いた証拠を辿っていきました。
▲断層露頭を見学後、河原に降りて石採集。雨が降っていましたが、皆さん熱心に観察されていました。
▲気になる岩を砕き、断面の観察や鉱物を探します。
今回は特に黄鉄鉱がよく観察されました
かつては鉱山で栄えた早川町。こういった鉱物を採集していたのですね。
その後、ヘルシー美里に戻り割ってみたり、顕微鏡で見てみたりし持ち帰った石を分析しました。
▲石英の中にある水晶や黄銅鉱、岩石の断面の雲母など顕微鏡でみると、より一層美しかったです。
翌日は、昔から早川町で生産されてきた、
雨畑真石硯の採掘鉱を、地元の方のご案内で見学してきました!
▲雨畑硯の博物館「硯匠庵」の館長、天野元さんにご案内いただきました。
▲坑道の中へ。暮らしの話から、硯の材質の話まで、色んなお話を聞かせていただきました。
石の生い立ちから、地球の動きを感じ、
その大地の恵みから営まれてきた早川の文化にも迫った2日間でした。