2018年10月17日

クルミとリス

こんにちは、たぬきです

だんだんと気温が落ち、秋が深まってきました。
紅葉はうっすらと色づき始めたくらいです。
今年はなんだか曇り空が多くなかなか秋晴れが拝めません。
紅葉シーズンに入ったら晴れてくれるでしょうか。

さて、本日の野鳥公園カラ類の混群が元気いっぱい。
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さえずり広場手前で気配を消して静かにしていると真上や横を通って移動していきました。
体は小さくてもたくさんの鳥たちが鳴きかわしながらせわしなく移動していく様子はとっても楽しいですよ♪

じっと鳥を待っていると地面の上をふさふさしたものが。
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二ホンリスです。

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ふんふんと地面を検分したり、地面に顔を突っ込む勢いで何かを探している様子。
どうしたのかな?と観察を続けると。

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あった!と言わんばかりにくわえたのはクルミ!
地面に落ちたオニグルミの実を探していたんですね。
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でもどうやら手に持ったクルミはもうすでに誰かが食べた後のよう・・・
「ないやんけ!」・・・と思ったのかは不明ですが、パッと捨ててまた周りを調べます。
もちろん時々ピタ!と動きを止めて周囲の警戒を怠りません。

その後いくつかクルミを発見するも、ちょっと調べてポイと捨てること3回。
ようやくちょうどよいものが見つかったのか、くわえて地面より安全な木の上へ。

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手に持ったクルミを回し歯を立てて縫合線を削っています。
木の上でも時々動きを止めて周りに注意を払いながら3分。

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割れたようです。
中の栄養いっぱいのナッツ部分がぎっしり入っている様子が見えました。


さっきクルミをちゃんと選別していたのですね。
二ホンリスといえば野鳥公園のリスの専門家、はぎさんに聞いてみると、
はっきりした基準などはまだ不明のようですが、
他の場所でも選別している様子を見たことがあるそうです。

クルミを一つ割るにも労力がかかります。
どれでも手あたり次第ではなく、ちゃんと見ているのですね。
たとえばオニグルミを食べることを学習したカラスも、
見ただけで一番重いクルミを見分けられるという実験データがあるようです。
より重いクルミから食べようとするんだそう。
生きものたちはちょっとの選択が生死につながる厳しい世界。

今回のリスも持ち上げたり匂いを嗅いだりして、
なんとなくではなく食べる労力に見合ったクルミかを吟味していたのでしょう。

野鳥公園ではさえずり広場の周りが二ホンリスの出没スポット。
ぜひちょっと立ち止まって森の奥に耳を澄ませてみてくださいね。
posted by 生態邑スタッフ at 19:27| Comment(0) | けもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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