2013年03月04日

【ツアー報告】猟師さんと森を歩く!早川ジビエツアー

こんにちは。ほっしゃんです。

2月の16、17日に開催した
「猟師さんと森を歩く!早川ジビエツアー」
の報告をさせていただきます。

1日目、皆さんが集まったところで、ツアースタート。
まずは、自己紹介と今回のツアーの概要案内をしました。

P2170962s.JPG
(今回ご案内していただいた猟師の秀樹さん。
4代目の猟師さんで、猟は基本的に一人でおこないます。
痕跡などから動物の行動を予測して、追いかけたり先回りをして仕留めます。
相手によっては犬に追わせたりもするそうです。)


P1010043s.JPG
そして、スタッフから、スケジュールの説明があると、
「どんな森をどんなふうに歩くのかな♪」「早くジビエたべてみたい!」など
参加者の皆さん、それぞれのワクワクが伝わってきました。


その後はさっそく、森に出発!
慣れた軽い足並みで先頭を行く秀樹さんの後を、みんなで追いかけます。
たまに立ち止まっては動物たちの痕跡を観察し、
そこから動物たちの行動を読み解きます。
P2160835s.JPG
(慣れない足取りでも猟師さんと歩く...気持ちは既に猟師!?)

P2160812s.JPG
(残雪のうえにシカの足跡発見!これはどこから来てどこへ向かっている?)

P2160784s.JPG
(シカフン発見!きれいな俵型。
 参加者:「あれ?動物園で見るシカのフンと違う!動物園はもっと丸い。」
 秀樹さん:「この辺りでは、これが普通の形だよ。」
 参加者:「なぜだろう?食べ物の違い?」
 参加者:「そういえば、野外でも、動物園のような形のフンをばかりのところもあるよ。」

参加者の中にも、動物園や野生動物に詳しい方もいて、フン一つで話が盛り上がりました。)

視界が開けたところでちょっと一息。
P2160831s.JPG
実はこの場所、秀樹さん曰く、
「シカがよく来る場所で、シカ道が特定できないほど、
ほぼすべて、どこも通っているような場所。」
木々の隙間も程よくて、斜面など地理的な環境も好みやすい場所だとか。

時間は違っても、シカと同じ場所を共有しながらのティータイム。
森の中での休憩も、猟師・秀樹さんが加わると、動物の存在がより身近になります♪


ゆっくり秀樹さんのお話を聞きながら一息ついた後は、岐路に着きます。
でも、もちろん帰りも秀樹さんの解説付き!
存分に森歩きを楽しみました♪
P1010062s.JPG
(森歩きから帰ってきた場所で1枚。)
P1010060s.JPG
(バックには富士山。谷間にある早川町では珍しい富士山の見える場所!)

さて、ヘルシー美里に帰ってきて、しばし休憩。
それぞれ、森歩きの余韻に浸ったり、
温泉で、森歩きで疲れた身体を癒したり、冷えた身体を温めたり...
各々の時間を愉しみます。

そして休憩の後は、いよいよお待ちかねの調理と夕食、懇親会です♪

さっそく調理...というわけにはいかないのが、このジビエツアー。
メインのお肉の紹介は欠かせません!!
P2160860s.JPG
今回いただくのは、1才のオスジカ。
秀樹さんに捕ってきていただいた、新鮮、ピッチピチのシカです。

秀樹さん:
「本当はメスのいいやつを持ってきたかったんだけど、こいつしか間に合わなくてね。」
秀樹さんの心遣いが心に沁みました。

さらに、お肉としての、雌雄や年齢、季節の味の違いを教えてもらい、
昼間に感じた、シカたちの息吹を思い出しながらも、
今回のシカ肉の味の想像が膨らんでいきます。
P2160884s.JPG


さらにさらに、今回は秀樹さんからのサプライズで、クマ肉も登場!
これにはスタッフ含め、全員の歓声!
食べたことの無い参加者も多いクマ肉に、
その場で、調理の議論に入りました。

すべてのお肉の紹介が終わると、調理開始!
皆さん協力しながら、作業が進みます。

P2160866s.JPG
(お土産になるシカ肉ジャーキーをみんなで仕込みます。)

P2160903s.JPG
(お肉の下ごしらえをみんなで協力して進めます。)

DSC08862s.JPG
(シカ肉の炒め物はこれにて完成!)

屋外では、ジャーキーとスペアリブ、シカ肉とトマトの煮込みを調理!
P2160905s.JPG
(手作り薫製器でジャーキーをつくります。)

P2160908s.JPG
(シカ肉スペアリブは炭火焼で、シカ肉とトマトの煮込みはダッチオーブンで。)

P2160917s.JPG
(クマ肉は秀樹さん直々に味付け!)

P2160913s.JPG
(待ちきれずフライング!?豪快です!)

調理が終わり、夕食・懇親会のスタートです!
今回いただくシカやクマ、
お肉を捕ってきていただいた秀樹さん、
さらには、それらを取り巻く自然に感謝しながら...
「いただきます!!かんぱ〜い!」
P2160937s.JPG

昼に出逢ったばかりの人同士も、ワイワイ楽しく盛り上がり、
さらに、そんな中でも、もちろん秀樹さんのお話は欠かせません。
DSC08877s.JPG
(秀樹さんのコレクションの一つ、ヒグマの毛皮で盛り上がる。)

秀樹さんが過去に撮った写真のアルバムや、
コレクションアイテムの数々を見せていただきながら、
それぞれにまつわるストーリーも聞かせていただきました。
DSC08880s.JPG
(毛皮に触れる機会も貴重。もちろん科学的な視点も忘れずに。)

また、お肉の話からつながって、
メスジカ猟が禁止だったものが解禁になったりと、
シカ猟に関する法制度が変わってきた経緯や、
それに伴う猟への影響、秀樹さんの生活などなど、
少し、早川の猟師さんたちの歴史や文化にも触れられました。

P2160947s.JPG
そして、今回集まった参加者の中からも、動画や写真の紹介があり、
動物たちの面白い行動にみんなで目から鱗を落としたり、ひたすら笑ったり、、
森の中のシカと動物園のシカとの比較に話が盛り上がったりと、
より深い懇親会になりました。


2日目は、
朝食を済ませたら、前日の昼に引き続き、猟師さんとの森歩きです。
この日は前日とは違い、林道を歩きました。
P2172132s.JPG
目標は、林道の奥。
秀樹さんも頻繁に猟につかう現場です。

その道のりは、
森の中を覗くこともでき、向かいの山の斜面も見渡せます。
木々は落葉しているため、動物を発見しやすくなっています。

斜面にサル発見!
DSC08882s.JPG

P2172152s.JPG
近くの木は、樹皮がサルに食べられています。

向かいの山の斜面にカモシカを発見!
DSC08888s.JPG

参加者の方からは「あんな遠くでよく見つけられたな...」との声。
そして、距離的には撃てる距離なんだとか。
ただ、もちろんカモシカは撃たないですし、
深い谷の向こう側に相手がいる場合は、
撃った後の回収等を考えて撃たないそうです。
DSC08883s.JPG
(向かいの斜面にいたカモシカ。解説を交えながら、座っている姿をじっくりと観察しました。)

DSC08898s.JPG
(哺乳類の研究者も交え、猟師・秀樹さんと合わせて話も理解も深くなります。)

そんな観察や解説を交えながら森歩きを続け、
結局、目標の場所まではたどり着けませんでしたが、
向かいの山の斜面が一望できる場所に到着。
ここで休憩を入れて、引き返すことにしました。
P2172146s.JPG

ところどころ、出逢う動物や野鳥たちについても、
解説や議論をしながら、帰路を進みます。
P1010076s.JPG

帰り際、林道の真ん中にカモシカを発見!
みんなでじっくり観察しました。
P2171013s.JPG
ガイド:「相手がシカだった場合、この距離で撃てますか?」
秀樹さん:「この距離では外せないでしょ!ただ林道では撃てないけどね。」
なんてやりとりも。

しばらくは、こちらを気にしつつも、食事に夢中のカモシカでしたが...
P2172154s.JPG

そのうち、
P2172159s.JPG

やはり気になって...
P2172162s.JPG

斜面を降りていきました。
P2172164s.JPG
食事の邪魔をしてごめんなさい。


その後も、歩きながら、秀樹さんを中心に参加者やガイドで話をしながら、
ツアーは終盤に向かいます。

森歩きの後は、野鳥公園で昼食です。
前夜に仕込んだ混ぜ込みご飯に、
ヘルシー美里提供のシシ汁を合わせて...
P1010095s.JPG
「いただきます!」

食後はツアーを振り返ります。
P1010126s.JPG
ご参加いただいた皆さま、秀樹さん、誠にありがとうございました!
おかげさまで、とても楽しいツアーとなりました。
そして、今回ご案内いただいた秀樹さんに、感謝を伝えます。
各々、感じることは違えど、楽しいツアーになりました。

またお会いできる日を楽しみにしております♪

今後とも、南アルプス生態邑を
どうぞ、よろしくお願いいたします!

byほっしゃん
posted by 生態邑スタッフ at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/343158242
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック