2012年11月02日

「ワイルドライフツアー ニホンジカを探そう」のご報告

こんにちは!ほっしゃんです。

秋も深くなってきましたね。
周りの山も少しずつ紅や黄色に衣替えをはじめました。
日の出・日没頃は、オスジカの声が賑やかです。

さて、今回は10月20,21日に実施した
ワイルドライフツアーニホンジカを探そう
のご報告をさせていただきます。

このツアーでは、タイトル通りニホンジカを探しましたが、
ニホンジカを20年以上研究するガイドスタッフとともに、
昼の森で痕跡を探したり、
夜の森の中、耳を澄ませて音から気配を感じたり、
スポットライトを照らして姿を探しました。


まずは、ニホンジカについて知ることから始まりました。
講義形式で、写真や図、ときには本物の毛皮や角を使いながら、
ニホンジカが季節ごとに、どんな生活をしているか学びました。

そして、いよいよ野外へ。
ニホンジカの生活場所に入り、痕跡を探しました。
そこでは、足跡や糞はもちろん、泥浴びの跡や角を擦りつけた跡など、
この時季ならではの痕跡もたくさんありました。
ときには、痕跡からどんなシカがその場所にいたのか、みんなでイメージしたりもしました。
PA200024s.JPG
(泥浴び跡を発見!この場所で、ここにいたシカはどう動いたのだろうか)


日も落ち始めた頃、オスジカたちが活発に鳴き始める時間帯に合わせて
場所を移し、2頭のオスジカの縄張りの境界に行きました。
現地に着くと、毛布を敷いて座り、暖かくして、静かにじ〜っと待ちます。
そのうちに、辺りはだんだんと暗くなっていきます。
暗い森の中で静かに座り、耳を澄ませる。これだけで、なんだかドキドキします。
しばらくして、「ガサガサ」と何かが動く音。近くまで動物が来たようです。
またしばらくすると、「フィーヨー、フィーヨー」とオスジカの声が遠くから聞こえます。
その数分後、「フィーヨー、フィーヨー、フィーヨー」と次は近くから、別のオスジカの声。
どうやら、1回目のオスジカの声に反応したようです。
オスジカたちの争うような縄張り宣言。縄張りの中にいることを実感した瞬間でした。

声をじっくり聞いた後は、声の聞こえた方に向かって少し歩いてみます。
声を潜めて、ライトの光を頼りに、ドキドキしながら進みます。
オスジカには出逢えませんでしたが、メスジカが「ピャッ」と発しながら移動していく声や音を聞いたり、
しばらくの間、こちらをじっと見て動かないメスジカの姿が観察できました!


さて、一旦ヘルシー美里に戻って夕食をすませると、
声に続いて、今度は姿を探しに、ナイトハイクに出発!
シカたちが動く時間帯を狙います。

車に乗って、窓からライトを照らして、ライトに反射して光る動物の目を探します。
もちろん、狙いはシカですが、他の動物も見られるのがナイトハイクの楽しみの一つ。
暗闇の山道を、どんどん奥に向かって進んでいくなか、みなさん、動物がいつ現われるか、
何が現われるか、ドキドキしながらライトの先を見つめます。

そして、シカ発見! 参加者のみなさんとガイドでこんなやり取りもありました。
参:「よく見えないけど、オス?メス?」
参:「角は見えないな、メスかな?」
ガ:「あ、首も細いしメスのようですね。何だか耳を森の奥の方によく向けて、気にしているようですね。
   もしかしたら、メスの群れで、仲間がそちらにいるのかもしれませんね。」
参:「あ、いたいた。左奥に。あ、ちょっと大きいな。角はないし、あいつもメスだね。」
参:「奥からもう1頭出てきた。メスの群れだね。移動し始めた。後ろから小さいのがついて行ってる。
   可愛らしいね。」
夜のシカs.jpg
(当日は写真が撮れなかったため、別の日に撮影した写真です)

このように、オスかメスか?
あいつはなんでそこにいるか、なんでそんな行動をしているのか、など
ときにガイドの解説を交えつつ、みんなで観察を楽しみました。

また、シカの姿だけでなく、タヌキやアナグマ、テン、イタチ、ネズミなど
たくさんの動物たちとも出遭えました。
こちらもシカの観察と同様に、じっくり観られる個体については、
ガイドの話も加えながら観察を楽しみました!


2日目は、1日目にオスジカの声が聞こえた山まで、声の主を探しに行きました。
現地に到着し、録音しておいたオスジカの声を流すと、すぐに反応が返ってきました。
これは、観られるかもしれないと、参加者の期待も高まります。
道中、たくさんの痕跡を観ながら、声の主を探します。
PA210082s.JPG
(泥浴び跡 どっちが前方? 匂いをかいで考える)

残念ながら、姿はみることはできませんでしたが、
たくさんの生活の跡を観たり、シカの骨を拾ったりと、
昼間の観察を楽しみました。

最後は、トチの大木の下で昼食。
PA211109s.JPG


ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
シカツアーs.JPG
またぜひ、早川町にお越しください。一同、お待ちしております!

byほっしゃん
posted by 生態邑スタッフ at 13:37| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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