2011年11月10日

ダイヤモンド富士と紅葉ハイキングツアーのご報告

こんにちは、どんです。

11/6(日)〜11/8(火)の日程で、恒例の紅葉鑑賞ツアーを開催したので、ご報告します。

9月の台風で、予定していたダイヤモンド富士鑑賞ポイントまで行くことができなくなってしまい、
キャンセルがでたため、今回の参加者の方は、ツアー常連の方1名様のみとなりました。

初日は、あいにくの雨でしたが、紅葉が見頃を迎えている奈良田集落までドライブし、奈良田ダム湖畔
でゆったりとした時間を過ごしました。

夕方からは、繁殖期を迎えているニホンジカの声を聞きに山へ。夕暮れと共に、「フィーヨー」という、
この時期にしか聞けないオスジカの声や「カサッカサッ」というニホンジカが近くを通る足音も聞き、
森の中ではオスジカが地面に座った跡も観察するなど、シカの秋の生態に触れていただきました。

2日目は、休憩を含めゆっくり6時間のハイキングを行ないました。
林道を歩きながら、紅葉と生き物の痕跡を探しながら歩きます。

標高が上がるにつれ、紅葉も美しくなっていきました。

紅葉.jpg
(青空と紅葉の山)

紅葉2.jpg
(紅葉の木々)

カエデやサクラの赤、ダンコウバイの黄、針葉樹の緑と複雑な色合いが光で輝きます。

カツラの木の下では、秋と春に感じられる特有の甘い香りが漂っていました。足元にあるカツラの葉を
良く見ると、なにやら茶色の液体が染み出していました。

カツラ.jpg
(カツラの葉)

この汁は果たして香りのように甘いのか?という話題になり、物は試しと舐めてみたのですが、結果は
ほぼ無味。若干、うすい苦味を感じるようなものでした。
とても甘い香りがしているのに、動物が葉を食べに来るのを見ないのも納得です。

道脇では獣の糞が何箇所かで見られ、実りの季節なだけに、植物の種子がびっしりと入っていました。

糞.jpg
(獣の糞)

この糞の中身はイヌガヤの種子のよう。食べた獣や、どこを食べたかによってフンの状態は変わります。

数個あった糞の中には、私も見たことのない種子の入った糞がありました。
お客様と周辺の果実を採取し、種子を出してを見てみると、その種子がアオハダのものであることが
わかりました。私もこの植物の種子を見たのは初めてだったので、勉強させていただきました。
お客さまと一緒に発見するのもガイド中の楽しみです。

帰りには若いカモシカを至近距離で観察することもでき、早川の自然を楽しむとともに、新たな発見も
できました。

夜は、コウモリ調査の方が野鳥公園にいらしていたので、調査に同行させていただきました。
お客様も興味津々で、コウモリも間近で観察できましたが、書きたいことが多くなるので、この内容は
後日のブログでアップします。

3日目は、秋の実りを満喫するということで、早川産そば粉を使ったそば料理づくりとなりました。
そばといえばツルツルすする長いものかそばがきなどが一般的ですが、今回は地元の方から教えて
いただいた、そばいなり、そばかっけ、そば団子を作りました。

ソバ団子.jpg
(そば団子づくり)

ソバ団子は、白玉粉とそば粉を混ぜてお団子にしていきます。
普段は食べること専門とおっしゃるお客様ですが、手際よく調理されたため、予定より早く調理が終了し、
おいしそうな料理がテーブルに並びました。

完成.jpg
(完成!!そば料理)

野菜もたっぷりでヘルシーかつ満腹になるメニューです。
自分で作ったそば料理は、一味違うもの。普段と違う調理法も相まって、食が進みました。

今回は、残念ながらダイヤモンド富士を鑑賞することが出来ませんでしたが、お客様からは紅葉だけ
でなく、シカの声の意味を知れたことや、普段参加することがないコウモリ調査に同行し、実際に
コウモリを間近で観察できたなど、野鳥公園ならではの体験が出来たことを評価していただけました。

今後も、生きものの専門家ならではの、生物調査方法を取り入れたツアーや、地元の方との繋がりを
いかした体験ツアーを催していきますので、楽しみにいていてください!!

by どん
posted by 生態邑スタッフ at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | その他の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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