2010年12月13日

初心者のためのバードウォッチングツアーのご報告

12月11日〜12日の1泊2日の日程で、初心者のためのバードウォッチングツアーを開催しました。
今日はそのご報告。ツアー担当は、野鳥大好き『どん』こと井上史子です!

タイトルのとおりバードウォッチング初心者のためのツアーですので、
1日目は、バードウォッチングの魅力と、道具の使い方・選び方を知っていただくための基礎講座を、
2日目は、実際に屋外に出て、バードウォッチングを行いました。

参加者の方は、皆さん以前に野鳥公園のツアーに参加いただいたマイ双眼鏡をお持ちの方ばかりでしたが、
我流で観察道具を使っているなどの理由から、参加してくださいました。

野鳥公園の多目的ホールに集まって、まずは自己紹介。そのまま、スライドとバードウォッチングに使う
道具を触っての基礎講座に突入です。

みんな真剣.JPG
〈皆さん真剣にメンテナンス〉
自分の目に合わせた、メンテナンスの仕方や双眼鏡を選ぶ時に必要な、性能の読み取り方などを
身に着けていただきました。

スコープに挑戦.JPG
〈フィールドスコープを見比べよう〉
せっかくなので、色々なメーカの価格の違うフィールドスコープを用意。
レンズの違いで、見え方がまったく変わることを体感していただきました。

ヘルシー美里で休憩と夕食後、夜のプログラムに突入です。

本来は、星空観察を行う予定でしたが、雲が出てきたのでアニマルウォッチングとあいなりました。
車に乗って、いざ出発!!ライトで斜面や木を照らしながら走ります。

キツネや立派な角を持ったオスジカを観察しつつ、車を進めると、私が出会えたらいいなと思っていた生きものが・・・。
それはフクロウ。
参加者の方たちは気づかれていない様子。
「あの、電線です。ほらあそこ!」「あっいたいた」「本物だ」皆さん大興奮です。
闇夜に浮かぶ白い姿が間近で観察できました。
この夜は、フクロウ2羽、シカ8頭、キツネ1頭を観察できました。

2日目は、観察しやすい野鳥公園の園路から開始です。

対岸を歩くニホンザルを観察し、さえずり広場まで行くと、エナガやヒガラの混群に出会いました。
なぜ、この場所に小鳥たちが集まっているのかも交えながら観察。
野鳥の行動を観察することの面白さに触れていただきました。

もう1人のスタッフ『しまやん』とも合流し、早川本流の河原に移動です。
野鳥公園より開けた環境となり、観察できる野鳥の種類も変わります。

野外で観察.jpg
〈河原で観察〉
ススキに止まるホオジロ、木の枝と藪を行き来するカシラダカ、セイタカアワダチソウに夢中な
ベニマシコなどを観察しました。
参加者の方から、ベニマシコはどんな環境が好きなのかなど質問があり、野鳥の生活に
一歩踏み込んだ観察となりました。

日差しも穏やか、ちょうど良い時間なので、休憩です。

河原でティータイム.JPG
〈河原でティータイム〉
「野鳥公園のツアーに参加すると、野外でのティータイムが楽しみの1つなんです」と
おっしゃってくださる方も。
空気がおいしいと、コーヒーもさらにおいしいですよね!

さらにもう1箇所、畑の広がる集落内でモズやコジュケイなどを観察し、屋外での
バードウォッチングを終了しました。

いつものツアー報告であればここで終わりなのですが、このあと、私も予想していなかった
ビックサプライズがありました。

それはヘルシー美里に戻り、皆さんと食堂で昼食を食べ終った後のこと、
何気なく窓の外を見ていると、木にとまる2羽のハシボソガラスが私の目に入りました。
1羽が飛び立ってはまた同じ枝に戻るという動作を繰り返しています。

『何かおかしい・・・』『ひょっとして何かいる?』そう思ってじっと見ていると、突然、バッ!!
と大きなものが飛びました。
その大きなものは、なんとクマタカでした。
「クマタカだ!!」私の声で、皆さん慌てて食堂の外にでます。距離にして、70m弱、
口ついて出るのはただただ「大きい」の一言。
いつもは豆粒大に見える高さのところを飛んでいるので、私や他のスタッフも含め、
全員その大きさと迫力に圧倒されていました。
皆さんカメラを片付けた後。超特大のクマタカを撮影することはかないませんでしたが、
この後、再び姿を現し、皆さん撮影することができました。

それがこちら、
迫力のクマタカ.JPG
〈迫力のクマタカ〉
先ほどよりは高度がありましたが、じっくり撮影できました。

最後は集合写真を撮ってツアー終了。

ご満悦.JPG
〈納得の笑顔〉
最後のクマタカで大興奮し、皆さん自然と笑顔になりました。

参加者の方からは、「双眼鏡で見る野鳥が以前より大きく見えようになった」
「レンズの違いであんなに鮮やかさが変わるなんて」など感想をいただきました。

今後も、早川町で暮らす生き物たちに触れるツアーが満載です。
今回のツアーでも観察した、クマタカに迫る「早川冬鳥探訪の旅」も1月28日〜30日
に行いますのでご期待ください!!

by どん

〈ツアーで出会えた野鳥(声のみ含む)〉
マガモ、トビ、クマタカ、フクロウ、コジュケイ、キジバト、ヤマセミ、コゲラ、アオゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、モズ、カヤクグリ、ジョウビタキ、ルリビタキ、ツグミ、ウグイス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、エナガ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、カワラヒワ、ベニマシコ、スズメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス

posted by 生態邑スタッフ at 16:07| Comment(6) | TrackBack(0) | 野鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どんちゃん 今晩は

初心者のためのバードウォッチングツアー
天気にも恵まれて最高でした。
メーカーよるフィールドスコープの違い
特に接眼レンズ(S社)明るくて視野の広さには感激しました
また夜の アニマルウォッチングでのフクロウを実際に
(野生)見たのは初めてで感激!

また次の日の河原でのお茶を飲みながら
休憩スタッフの心遣いには感謝します。
また次回チャンスがあったらお邪魔します
Posted by インプ at 2010年12月13日 19:01
こんばんは。ぴりっと冷えて澄み切った空気と抜けるような青空、
こんなごちそうはなかなか味わえるものではありません。
それに夜のふくろう、あの「大きい」くまたかですもの。
いつも早川町野鳥公園のツアーはスタッフの方たちの
あたたかい想いが伝わってきて癒され楽しませていただく
のですが今年の「初心者のためのBWツアー」はまた格別でした。
ありがとうございました。
冬鳥ツアーも楽しみにしています。
Posted by なかやま at 2010年12月13日 20:04
 先日は大変お世話になりました。
双眼鏡もフィールドスコープも、
これでよ〜うやく^_^;便利に使い倒せそうです。
どんちゃんやむらっちさんのプロの道具も
惜しげなく触らせていただき、感激でした☆

 どんちゃんの超能力が炸裂♪
しまやんさんの鋭い観察眼♪
おかげで素晴らしい2日間でした。
ありがとうございました。

 自然観察のマナーについても
きちんとスライドで言及し、
フィールドでもさりげなく指摘される
どんちゃんのガイドは本当にすごい!と
個人的には大変感動しました。
 参加される皆様も良識のある方々だったし、
心底楽しめた本当に素敵なツアーでした。

 ツアー以外でも、偶然地元の方からサルの現状を、
色々な角度から教えていただき、
ヤマセミも2日連続で会え(^^)v
本当に魅力的な早川!!目が離せませんね♪

 ヘルシー美里で、いつも美味しい御馳走を作って下さる料理長さん、
あったか〜いキクさん、優しいヤマダさん、
皆様にもよろしくお伝えください。
Posted by ひなてく隊 at 2010年12月14日 18:21
インプ様

コメントありがとうございます。

レンズの見え味は、実際、覗いてみないとわからないので、
色々と並べてみました。
クリアに見えると、野鳥との距離が近くなったように感じますよね。

早川町で、フクロウを1日に2回見たのは私も初体験!!
きっと、皆さんの見たいと言う気持ちが伝わったんですね。

季節ごと、さまざまな生きものとの出会いがあるのが、
早川町の魅力のひとつです。
ぜひ、また遊びにいらしてください。


Posted by どん at 2010年12月15日 10:59
なかやま様

最後のクマタカは大興奮でしたね。
今までのツアーでも、あんなに近距離で観察は
できていないので、プレミアム初心者ツアーです!!

撮影されたクマタカ写真の選別が、大変だと思いますが、
冬鳥ツアーで、ぜひ拝見させてください。
Posted by どん at 2010年12月15日 11:04
ひなてく隊様

自分にあった双眼鏡があれば、生きものとの出会いも
今まで以上に楽しめると思います。
ぜひ活躍させてあげてください。

野鳥たちとの出会いも、ツアーが滞りなく進められたのも、
参加者の皆さんが生きもの目線で、ツアーに参加してくださった
からこそだと思います。

生きものとの出会いは、いつも新鮮。
その出会いに、またご一緒させていただければ幸いです。

スタッフ一同お待ちしています。
Posted by どん at 2010年12月15日 11:18
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