2008年11月02日

フィーヨー

はじめまして、野鳥公園に今年4月から勤務しております、主任研究員の大西信正です。専門は、ニホンジカの研究をしています。シカの顔を見分け、見分けたシカに名前を付けて、家系図を書き、シカの社会を研究しています。宮城県の金華山島を研究の場として、20年目になります。 
2teki.jpg
(テキとテキヌと名付けた 親子)                
                                野鳥公園では、「思いやりの心」と「科学の目」をモットーに、早川町に暮らす生き物の私生活に迫り、それらを皆さんにお伝えしたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。

 さて、ここ1ヶ月、早川町の山から「フィーヨー」と大きな鳴き声が聞こえてきます。
早川町に10月に来られ方は、聞かれているのではないでしょうか?
その正体は・・・・ 
2008nasio2.jpg
(鳴いているオスジカ)
!早川町の獣に指定されている、ニホンジカの鳴き声なんです。
私の専門ですね。
 この声は発情期のオスだけが鳴き、縄張りを宣言しているとも言われています。
 どのオスでも鳴くことが出来るわけではなく、縄張りを持てるような大きなオスだけが、鳴くことが出来ます。このようなオスは縄張りや優位に振舞える行動範囲で、餌をほとんど食べずに2週間〜1ヵ月間もの間、メスを探して生活しています。発情が終わる頃にはゲッソリ痩せてしまいます。
 そんなオス達の声「フィーヨー」から、シカの発情期間を知ることが出来ると考え、野鳥公園の勤務中に聞こえた声を記録しています。その結果をグラフにしました。
081102fiyoo.jpg
 9月4日から声が聞かれ始め、10月からは毎日鳴いています。特に10月10日以降からは、回数が多く聞こえていますので、発情の高まりは10月中旬以降と考えています。今日もフィーヨーが、回数多く聞こえました。フィーヨーが聞こえなくなる発情の終わりが、いつになるのかを今後も記録を取って報告したいと思います。
 もう一点、声から分かることは、野鳥公園周辺では、5頭のオスジカの縄張りがあるようです。                   野鳥公園の観察路でシカに出会うかもしれませんね。      byフィーヨー大西

【ヤマセミ情報】
 本日(11月2日)は、野鳥公園のオシドリ池で、朝6時10分〜7時10分の約1時間滞在していました。            早朝は約6℃近い気温の中でしたが、観察されていた多くのお客様は、皆さん喜んでおられました。                 10月26日以降は、早川本流での目撃はあったのですが、野鳥公園のオシドリ池には来ていなかったので、2日間粘って観察されていたお客様も感激されたのではないでしょうか。

【冬鳥情報】※野鳥公園周辺で今年初めて観察された種名と日
10月14日 ジョウビタキ
   22日 カシラダカ、ビンズイ、アオジ
   29日 ミヤマホオジロ
   31日 マヒワ、クロジ
11月 2日 ベニマシコ、マガモ

 【イベント情報】 
<早川を楽しむ>
【囲炉裏端を囲む旅 〜雑穀やジビエ満喫〜】
  日程:2008年12月13日(土)〜14日(日)
  参加費:15,500円
【初めてのバード・ウォッチング】
  日程:2008年12月20日(土)〜21日(日)
  参加費:11,800円
【早川で冬鳥に出逢う旅】
  日程:2009年1月16日(金)〜18日(日)
  参加費:21,800円
【野鳥公園 ネイチャーガイド】
  日程:常時開催
  参加費:大人1,000円 小学生500円
◆お問い合わせ、お申し込み
  南アルプス邑 野鳥公園
  TEL&FAX:0556−48−2288
<学ぶ>
【プロジェクト・ワイルド】                    〜エデュケーター&フォローアップ講習会〜
  日程:11月22日(土)〜24日(日)
  参加費:21,800円
【インタープリティブ・デザイン・ワークショップ】
  日程:12月3日(水)〜4日(木)
  参加費:29,800円
◆お問い合わせ、お申し込み
  NPO法人 生態教育センター
TEL:042−390−0032 
  FAX:042−390−1237
  http://www.wildlife.ne.jp
posted by 公園スタッフ at 22:14| Comment(0) | TrackBack(1) | 野鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2008-11-03 09:30