こんにちは、テツです。
12月の野鳥調査のご報告です。
野鳥公園では、カラ類の混群の中にキクイタダキが入っていることが増えてきました。
針葉樹で混群を見かけた時には、注意して探してみてください。
他にも、藪や岩がゴロゴロしている付近では、カヤクグリやミソサザイも見られています。
その他、ルリビタキやジョウビタキ、カシラダカ、ゴジュウカラ、シロハラなど。

(チリリリという声が可愛いカヤクグリPrunella rubida)
河原では、カワガラスがよくケンカをしてました。彼らにとっては間もなく繁殖期。
徐々に縄張り争いが激しくなっていくことでしょう。
しかし、いつ見ても真冬の川にいるカワガラスを見るとこちらが寒くなってきますね・・・
他、セキレイ類やイカル、カワラヒワなど。

(カワガラスCinclus pallasii)
林道では、ミヤマホオジロを初認しました!今後、野鳥公園や周辺の林縁部でも見られるようになることでしょう。
また、ルリビタキとジョウビタキがあちこちで鳴き合いをしていました。
争いが多いということは、今年は個体数が多いのか資源が少ないのかもしれません。
他、ヤマドリやキクイタダキ、ゴジュウカラなど。

(ジョウビタキとケンカしていたルリビタキ♂Tarsiger cyanurus)
畑では、ベニマシコが駐車場周辺で植物の種を食べていました。特徴的な「フィッホ」という声を頼りに探してみてください。
他、モズやジョウビタキたちもよく鳴いています。
ホオジロの群れにカシラダカもよく混じっていますが、今年は数が少なめです。
ミヤマホオジロも例年より1ヶ月遅い初認でしたが、ホオジロ類の繁殖地で何かあったのでしょうか。
代わりにツグミがとても多い印象です。

(セイタカアワダチソウの種子を食べていたベニマシコ♂Uragus sibiricus)
まだ個体数は安定していないですが、冬鳥たちがだいぶ出揃ってきました。
葉もすっかり落ちて本格的にバードウォッチングシーズンですね!
クマタカもよく見られていますので、是非野鳥公園にお越しください。
今回、確認した種
ヤマドリ、キジバト、トビ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、カワガラス、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、カヤクグリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、イカル、ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ
posted by 生態邑スタッフ at 16:36| 山梨 ☁|
Comment(0)
|
野鳥
|

|