わくわくちゃんです。
先月に行われた「ニホンジカ観察会」で設置したセンサーカメラを回収しました!
設置とイベントの様子はこちらのブログにて↓
http://salpsyacho.seesaa.net/article/471018765.html
どんな写真が撮れたのか、確認してみると。
10月20日 参加者が撮れました!
写真の人が歩いている場所が「けもの道」になっており、そこを通るシカを狙って設置しました。
はたして、狙い通りになったかというと・・・。
こんな写真が撮れました!

まさに狙い通りの道を利用しているシカが写っています。
2頭いるうちの左の個体、体が一回り小さく、恐らく今年の春に産まれた子供かと思われます。
他にも。

角が4尖(4つ又に枝分かれしている)雄のシカ。
地面に鼻を近づけて何かを探したり、時折カメラを見て気にしているそぶりをしていました。
分りづらいですが、写真中央、斜面を下に降りるハクビシンです。
目がライトの反射で光っています。
そんな、動物達がけもの道を利用する姿が捉えられていました!
また、写った生きものの動きを見ていると、けもの道がいくつもあることも分りました。

赤い線で表した部分が、何度も動物が通っていたけもの道。
良く使っているのか、地面が削れて黒くなっているのが写真でも分ります。
撮影した場所はちょうど交差点のようになっていたようです!
また、他の場所にもセンサーカメラを設置していました。
こちらもオスジカが写っていました。
周辺をウロウロしながら地面を気にしている様子。
このカメラは、オスジカが木に泥付けやツノとぎをした痕跡に向けて設置していました。
そのような行動は残念ながら撮れませんでしたが、
こんな生きものも写っていました。
ニホンイノシシ。
早足で駆け抜けていきました。
ニホンザル。
背中を向けていますが、毛づくろい(グルーミング)をしています。
どうやら群れでやってきていたようです。
3週間ほどでしたが、この場所を様々な生きものが利用していることが分りました。
また、メスのシカが数個体写っていました。
設置の際に予想していたように、この場所のメスを求めて
オスが利用しているのでは無いかと思われます。
まだニホンジカの繁殖時期の早川町。
森の中ではどんなドラマが繰り広げられているのか、来年のニホンジカのツアーにも期待です!