2019年04月05日

国蝶・オオムラサキ!の幼虫


こんにちは、たぬきです!

先日野鳥公園へ遊びに来た男の子が、
「オオムラサキの幼虫がいたよ!」と教えてくれました。
なんと彼は合計3匹も同じ木の下から発見したとのこと!
oomurasaki.jpg
かわいいお顔をした幼虫です。写真はなかったので以前のものを。


オオムラサキは国蝶ながら、
生息環境を減らしつつあり、現在環境省の準絶滅危惧種に選定されている蝶です。
DSC_0746.JPG
以前野鳥公園で撮影されたもの

野鳥公園では夏に大人の蝶をみかけることはあっても
なかなか幼虫を発見することは少なく・・・

こうなったら彼らに会いたいので、探してみるしかありません!
もし可能ならどれだけの数がいるのかも推定で出したい!

というわけで、野鳥公園にあるエノキの下で
ひたすら葉っぱをひっくり返し、ひっくり返し、ひっくり返し・・・
あんまり乱暴に扱うと彼らに影響が出るかもしれないので
丁寧に丁寧に・・・・

30分で1匹・・・・。
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うーーーん。
なかなか幼虫探し、難しいですね。

落ち葉をひっくり返したりして食べ物を探すツグミやカヤクグリなどの鳥たちは
毎日、ここから必要分を探して食べているのか、
と思わず尊敬の念をいただいてしまいました。
075-2.jpg
ツグミ

そればかり食べているわけではないにしろ、この膨大な落ち葉の下から
虫を見つけられるなんて。
そして幼虫3匹見つけた彼はいったい何者・・・。


思ったより探しだすのが難航してしまい、
推定数は全く出せませんでした。
幼虫は枯葉に似た色合いで、また糸を吐いて葉を丸めるので
探し慣れないとパッとは見つけられません。
Inked1554451013454_LI.jpg
たぬきはオオムラサキ幼虫探しレベルが足りなかったようです。
再チャレンジあるのみですね。


越冬幼虫の中で無事にエノキの木へもう一度上っていけるのは4割。
4月中旬、エノキが芽吹くころ、今度はエノキへ上ったオオムラサキの幼虫を
探してみたいと思います。

オオムラサキは「指標昆虫(自然環境を測定する目安となる昆虫)」で
里山の豊かさを示す蝶として知られています。
食樹であるエノキが生え、成虫になってから利用するクヌギやコナラなどが
ある雑木林でしか生きていけません。
今後越冬幼虫を数えるなどして何年もデータを重ねれば、
彼らの生息状況や変動がわかってくるでしょうか。要検討事項です。

野鳥公園が今後も彼らが生息していけるような、
環境の良い場所であるよう努力していきたいですね。

posted by 生態邑スタッフ at 19:38| 山梨 | Comment(1) | むし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする